Healing room 3

日記、および公開ラブレター!

母なるもの

「ひさしぶりに、寝るリンピックをやろうよ」

 

と娘が言ってきた。

 

 

“寝るリンピック”は

娘がまだ小さかったころ

よくやっていた遊びで、

 

寝室まで競走して、

先にベッドに飛び込んだほうが

勝ちというもの。

 

「早く寝なさい!」と言う

かわりによく誘っていた遊び。

 

(同じルールで、“おふリンピック”もあり。

お風呂に入るまでのスピードを競う)

 

 

小さいころなら

よろこんで「よし、やろうぜ!」と

なりますが、

 

娘は現在中1。

 

そんなことを言い出すには

少し成長しすぎています。

 

少し前には、寝るときに、

「絵本を読んで」

と言い出した日もありました。

 

ようするに

赤ちゃん返りのような現象です。

 

親離れが加速しているかのようだった

この時期に、どうして急にそんなことを

言い出したのか。

 

原因は完全にわたしにあるようです。

 

 

最近、わたしが家にいない時間が

飛躍的に増えていたこと。

 

通常の仕事に加えて、

キネシオロジー関連の講座が続いたり、

毎週IHのモニターセッションに

出かけていったり。

 

「しばらく外出が続くけど、

ずっとではないから、よろしくね」

と説明はしてはいたけど、

 

 

不在の時間が積み重なるのに

比例して、娘の様子に

どんどん変化が。

 

「ご飯が手抜きになっている!」

などの不満を訴えて、

反抗的になったのが

第一段階。

(過去、手抜きでなかったことなどないのに!)

 

外出が多いことで

せめて家族に恩恵を

もたらせるとしたら、

外で学んだことを

シェアすることだと思って、

 

なるべく出会った人のことや、

体験したことを

家族に話すようにしていたのだけど、

 

これも、ある時期以降、

娘にとっては逆効果だったようで、

 

「マー子は(話せば長いのですが、

娘はわたしをマー子と呼びます)

わたしの知らない遠くの世界に行っている!」

と、しくしく泣きはじめて、

 

もう彼女の許容範囲を超えている

のはあきらか。

 

 

娘はひとりっ子で、

むしろ干渉が過剰になってしまうことを

日頃から注意してるくらいだったし、

 

夫が自宅で仕事をしているから、

ひとりになる時間も

ごく少ないから大丈夫、

と高をくくっていましたしたが、

 

娘はまだこんなにも

ほやほやに

子どもであること、

 

何をするわけでもなくても、

ただ母親がそこにいるということが

まだこれほど必要なんだ、

ということに驚かされました。

 

 

お母さんがもっとハードに

仕事や子どものことをこなして

いても、子どもが十分に愛情を

感じられているようなおうちを

いくつも知っているので、

単に時間の長短ではないのでしょう。

 

問題だったのは、

この時期、ただ不在が多かった

というだけでなく、家にいるときも

わたしの意識はいつも別のことに

あったこと。

 

娘はそれを敏感に察知していました。

 

人間の子どもというのは、

これほどの長期にわたって

親の愛情や注目を必要と

するものなのだということを

改めて思い知ります。

 

 

 

それは、娘のことに

上の空になってまで

毎日考えていた

わたしのテーマそのものでもあって、

 

 

「十分に愛された」

「ありのままで肯定された」

という体験がないまま

大人になった場合の、

 

インナーチャイルド

ヒーリングについて

もっと学びたい。

 

子どものほやっほやに

やわらかい部分が、

もしもクシャッと潰れて

しまっているなら、

とにかくそれを

ふわっふわに戻したい。

 

できることなら

片っ端から。

 

 

なんて考えて、

目の前の娘に対して

さみしい思いをさせていたり、

理不尽にどなってみたり

しているのですから、

本末転倒もはなはだしいのですが、

 

傲慢は承知の上で。

 

いのちがそのままで完全に

肯定される体験を

もし子ども時代に逃してしまったとして、

どうしたらそれを提供できるのか。

 

このことについて、

わたしには強烈な欲があるのだと

思います。

 

クリスマスの日に、

このことが書けてよかった。

 

クリスマスの日に抱っこしたかった、

前世の、ある子どもに捧げます。

愛!

 

 

写真は

スヌーピーとピアノが異常なほど大すきな

娘へのクリスマスプレゼント。

 

VINCE GUARALDY TRIOの

アナログレコード。

 

レコードはわたしから。

プレーヤーは夫から。

 

レコードが部屋で回ると

想像以上にいい!

右回りだから???

(右回りはプラスの波動)

 

娘はよろこんで針を落とす

練習をしています。

 

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