Healing room 3

日記、および公開ラブレター!

「作業」or die

今日はお泊まり会の

電気を消したあと

みたいな気持ちで

おつきあいいだだけたら

とてもうれしいです。

 

おしゃべりが

いつ終わるか

わからない

ということです…

 

寝落ちするまで

話したいことが

ありすぎますし、

 

おつきあいいただく

価値もあると信じて。

 

本日のテーマは

ヒーリングルーム3で

今いちばん熱いワード

 

「ゲイン・コスギ

 

ではなく!

 

「作業」です。

 

「作業」は

先日IHを受けに

来てくださった

Sさんによる

用語なのですが

 

Sさんにとって(わたしにとっても)

すごく大切な言葉なので

 

背筋が伸びる思いで

書いています。

 

がんばって伝えたい!

(Sさんご了承ありがとうございます)

 

Sさんは20代半ばで、

絵を描く人。

 

三つ編みの女性はすべて

わたしのために

そうしてくれてるのか

と思うほど

 

わたしは三つ編みの

女の子が大好きなのですが

Sさんは三つ編み姿で

現れました。

 

三つ編みのSさんの

セッションは

 

わたしが

セラピストとして

反省する点を

たくさん浮き彫りに

してくれるものでも

ありました。

 

いろんな先入観や

すでにあるパターンに

Sさんの存在を

あてはめてしまうような

場面がいくつかあったから。

 

たとえば、

 

Sさんはお母さんを

家事などの面で大きく

支えているのですが、

 

お母さんのお母さんに

なってしまってて、

 

自分の人生を生きられて

いないのかなって、

 

共依存→自立、

のような

道筋を思い描いて

しまったのですが

 

Sさんの場合はこれに

当てはまらないことが

途中からわかってきて、

 

(筋反射の答えから修正できた)

 

わたし自身が

先日のインナーチャイルド

セラピスト講座の実習のときに

不快でならなかった、

 

すでにある

どれかのパターンに

その人を当てはめてしまう

ということを

 

Sさんにしようと

してしまっていたことを

 

三つ編みのSさんに謝りました。

 

(Sさん、イニシャルではもったいないくらい

かわいいお名前なのだけど、せめてかわいさを

出したくて三つ編みのSさんで呼びたい)

 

段々わかってきたのは

Sさんはそのままで

いいということ。

 

一般的な同世代と

違う道のりが

彼女には合っていて、

 

わかりやすい自立は

ないにしても、

ご家族との関係は

依存でもない。

 

もし彼女が家を出て

ひとり暮らししたい

というなら、

 

ご家族もよろこんで

送り出してくれる

関係だからです。

 

それがいきなり海外でも。

 

またご自身の収入は

現在はないながら、

 

仕事に相当することを

こなされていると

感じますし、

 

エネルギーとして

経済の循環が

なりたっているのかと。

 

また自分のための

時間を与えられているのは

創作のためでもあると

感じます。

 

料理も得意で

なにか新しいことを

初めてもすぐに

習得できるほど

突出して優れた勘を

お持ちでもあって、

 

なにより、

 

三つ編みのSさんの存在は

なんらかの核心に

触れているような

感覚があるのです。

 

Sさん、お伝えしたように

20代半ばのお若さですが、

 

大切な存在だった

おばあさまの、

最後の日々を

看とるという、

体験もされていて、

 

それも淡々と

愛のみを使って

おばあさまを

支えました。

 

わたしにしてみたら

娘と言ってもいい年齢の

Sさんの大仕事です。

 

どんなに立派かと

ドスのきいた声で

世界中に叫びたい。

 

いわゆる社会性

って言ったら

Sさんには

ないと思います(笑)

 

でもそれが

なんなのでしょう。

 

Sさんは家族の

支えとなっていて、

 

誰の迷惑にも

なっていません。

 

そしてその存在に

正体のまだわからない

宝を抱えて生きている。

(だからこそ苦しんでもいる)

 

 

で!

「作業」なんです。

 

セッションの途中

「誰にも見せたこと無いんですけど」

と言って、

 

Sさんが見せてくれた

ものがありました。

 

実務的でもあるようで

無意味でもあるようなものの

蓄積物で、そのまま

作品のようでもあるもの。

 

Sさんはこの

実務的なような

無意味なようなものの

創作をするときに、

 

他では得がたい

よろこびがあるって

話してくれて、

 

それをまとめることを、

 

「作業」って

呼んでるんです

って話してくれた。

 

Sさんは油絵を描かれますが

実際キャンバスに向かってるときより

「作業」の方が楽しいのだと。

 

Sさんが

誰にも見せたことも

話したこともない

その大切なものを

見せてくれたことが

 

わたしには

とても光栄でしたし、

 

説明しがたい

感動もしました。

 

そして

 

「作業」

 

この業界用語感(笑)

なにかが強く反応します。

 

「中2病」という言葉が

 

最初にラジオで発言した

伊集院光氏の意図とは

違う方向に発展したように、

 

優れたネーミング

というものは、

それぞれの解釈によって

発展してしまうものだと

思うのですが、

 

 

【作業】

他の人にとってなんの生産性もないと思われるような行為でも、本人が深いよろこびを感じてならないなにか。

 

わたしはこう解釈しました。

 

そして、「作業」は

Sさんに限らず

それぞれにある!

とも思った。

 

わたしが大好きな

鉄道オタクの人たちも

それぞれに熱心に

「作業」についてますし、

 

(わたしは鉄道は特に好きではありませんが、鉄道オタクの人のことが好きな「鉄道オタクオタク」です)

 

寄席とかで見る

落研らしき若者とかが

お目当ての人の

演目を熱心にメモっている

ようすもまぎれもなく

「作業」だと思う。

 

(落語はどの演目が観られるかはじまるまでわからない場合がほとんどですので、誰の高座でどの噺を観られたかはいつだって熱い関心事です)

 

まあ鉄道や落語のように

マニアックでないにしても、

 

その方がそれをしていると

深い部分が本当に

満足するようなことって

その存在の数だけ

無数にあるって思うのですが、

 

(わからないってことも多いです。

それを探しているって場合もとっても多い)

 

そういう楽しみに

浸っているときって

 

以外と顔は真顔

っていうか

 

楽しいからって

「イェーイ!」って

ことでもないっていうか、

 

本当に心底楽しい時って

意外と顔は笑ってなかったり

するよねってのも思う。

 

 

お泊まり会なら

そろそろ誰か

寝ちゃってる

ころでしょうか…

 

でも自分が寝た後に

盛り上がってたら

くやしかったりしますよね(笑)

 

 

Sさん、セッションの後

大きく気分が落ち込んで

とてもつらくてしかたがない

期間があったようなのですが、

 

その後元気を取り戻して

好転反応だったと思うと

ご本人から連絡をいただいて

ホッとしました。

 

IHは好転反応

起こりにくいと

言われますが

(ご本人の筋反射で受領された

範囲でヒーリングが行われるため)

 

◎お腹がゆるくなった

 

◎しこりから膿が出た

 

◎一晩中体が痛くて眠れなかった

 

いろいろなご報告をいただいて

 

わたしもはじめて

教えていただいている

ことでもあるのですが、

 

エネルギー的な変化が

大きかった方には

やはり好転反応

起こるのではないかと。

 

ただ、

IHはご本人の主導権が

大前提ですので、

 

好転反応も含めて

ご自身の選択あっての

変化なのだとわたしは

思っています。

 

それだけチャレンジ

できたというか。

 

うーん…

 

こんなに書いたのに

まだモヤモヤしていますのは、

 

三つ編みのSさんの

全貌を全くお伝えできてない

自分の力量へのがっかり感。

 

「作業」に続いて

Sさんがメールに書いてくれた

Sさん用語も盛り込めなかった…

 

山頂にアタックしたけど

ベースキャンプに

一度戻りますみたいな気持ち。

 

多分その標高に

わたしのからだがまだ

合わせられてないからかと。

 

また最適なタイミングで

再アタックさせてください!

 

「作業」について

折にふれ他の方のセッションでも

お話する場面があるのですが、

 

みんなそれぞれに

三つ編みのSさんの作業に

共感と愛しみを持つ感じに

なんかとても感動します。

 

Sさんの「作業」は

とても執拗でもあるから

「キモいから」って誰にも

言わなかったみたいだけど、

 

キモくないから!

 

それはSさんにとって

いのちの一部と

言っていいくらい

実は生きるために

不可欠なもの。

 

でも何のためなのか

わかりづらいから

むやみに表に出すと

クシャッとされてしまう

こともわかる。

 

でも、お話をさせてもらった方は

みんな「作業」をとても

大切に感じてくれていました。

 

みんながそれぞれに

クシャッとされたくないものを

胸に持っているのだと思う。

 

「作業」or die

 

「作業」は

そのいのちの純粋な営みです。

 

http://healingroom3.com

 

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Theピーズ30周年記念撮影シリーズ。アビさんの「手作りアンプ」Tシャツを着て。武道館のときも全部アビさんの手作りアンプだったそうです。

Theピーズの30年の本を読んで、本当に感動しています。完全にラブストーリー。猛烈ラブストーリー。やめたメンバーですらピーズのことが大好き。今さら盛り上がっているわたしが浮かれて話すのも申し訳ないのですが、すべての創作は当初「作業」だとして、ピーズはその純度が強烈なのだと思う。だからメジャーは無理だったし、途中で一度楽器を置くことにもなった。でも「作業」はいのちの渇望だから、再び音楽に戻ることに。周りの尽力にも感動。ほんとラブストーリー。クシャッとされずに30年(途中そうなっただろうけど)、お酒で死ななくてありがとう。

 曽我部恵一氏のコメント「Theピーズは現存する日本のバンドでいちばんすごいバンドです。歌を作り歌を歌うことはいつだってあらゆるものを超えていこうとする試みで、たいへんなよろこびでもあり苦しみでもあります。そのことの証明が僕にとってはTheピーズというバンドなのです」

https://www.youtube.com/watch?v=WrkecgRuhb8

由紀さおりの「恋は水色」のカバー。絶妙にかっこいいタイム感。タイム感なんなのかあんまりわかってないですけど(笑)

 

先週サイドバーンでIHセッションのあとヘアカットもご希望の方がいらっしゃいました。(Kさんありがとうございました!)

岡田くんにご担当いただいて、思いますのは、サイドバーンのみんなも仕事というより「作業」としてその人の髪に向かっているのだなあってこと。純粋に。だからセッションの後に安心してお任せできますし、セッションを終えた後に、その方の髪を大切に切ってもらってるのを見ているときの甘美さがすごいです。

IH+ヘアカット、受けていだけるのは世界中でサイドバーンだけかと(笑)