Healing room 3

日記、および公開ラブレター!

あたらしい名前/インナーストーリーの三人称化

今日は大切なおしらせを!

 

セラピストネーム、

というのも

こそばゆいのですが

 

わたしの今後の

活動名について、

 

「榎本かおり」

 

と改めることに

なりました。

 

榎本は旧姓です。

 

ひょんな流れで

名前の鑑定をしていただける

場面があって、

 

あたらしい名前を

授かることに。

 

旧姓だけど、

わたしの存在が

更新されて得た

あたらしい名前と

感じています。

 

 

ここ2週連続で週末に

ある講座を受講して

いたのですが、

 

そこで徹底的に行った

ワークがあって、

 

このワークの別名は

リバーシング(再誕生)。

 

まるで生まれ変わったかのように

ごっそり無用な観念が出ていって

クリアになるものでした。

 

今その体感がものすごい

のですが、

 

生まれ変わったら

名前がついた!

みたいな流れに

自分でもびっくり。

 

 

漫画のナウシカでは

巨神兵が「オーマ」って

名前を与えられた途端に

急に知性を増していましたが、

 

わたしの場合は

 

榎本かおりという

名前となると

 

本来のボーッとした気質や

幼い気質やわらかい気質が

戻るみたいです。

 

人生の大半口が開いて

生きてましたからね(笑)

 

そんなセラピスト

心配になるかもしれませんが、

 

セッションにも

よいかたちで

反映されることと

確信しています。

 

 

さてさて、

 

本日は

ぜひ紹介させて

いただきたい

ご感想があります。

 

Mさんからのご感想です。

 

「インナーストーリーの共有と

三人称化が起こす解放、アーンド

自分のかけらとの統合!」

 

(↑本好きのMさんに捧ぐセッションの帯文)

 

どうぞ!

 

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やっとなにかの第一幕が降りたような気持ちです。

 

私は自分の問題をどこから手を付けて

いいのかわからず途方に暮れていました。

 

家族のことにはじめて第三者の視点が入って

ほっとしたというか、

私は私の話を聞いてもらうこの日を

もうずっと待っていたんだと思います。

 

セッションでお話しがたくさんできて、

泣きっぱなしでしたがとっても楽しかったです。

 

かおりさんもいろいろお話をしてくれたので

安心して話すことができました。

 

私の問題を「人にはわかりにくい」

と言われたことにも

みょうにすっきりしたり(笑)

 

家を出るのに時間がかかったけれど、

過去のどの時点を思い描いても、

そのときでは早かったし、今回のセッションも含め、

すべてが今なんだなぁとあらためて思います。

 

お話の中で「絶対に安全な場所」があると

聞いたとき、ぼんやりしてしまいました。

 

私には反抗期なんてなく、さらに家の中で泣いたことも

小学生以降は1回きりでした。

 

泣かない自分をものすごく誇りに思っていたんです。

学校とかで泣いている子をみても意味がわからなくて…

 

会社で同僚に「相談してくれればよかったのに」

って言われたときも

「えっ…そんなこと思いつきもしなかったわ…」

ってなったのを覚えています。

 

自分の気持ちも常にあいまいだし、いくつになっても

苦しかったころへ気持ちが飛んでしまって、

 

さらに引っ越しをしたことで、

場所的にも時間的にも

「私」のカケラが散らばっているから、

 

私の体に中心がないということが、

ほんとうに体感としてわかりました。

それじゃあふわふわしますね。

 

魂を統合するワークが、すごかったです。

 

まさに私が苦しかった思春期のころ、

こころの支えにしていた小説に、

あの場面と重なるシーンがあったんです。

 

はじめてなのに懐かしいような不思議な気持ちで、

まるで魔法のような体験でした。

 

今回のセッションをこれから先、

何度も思い出すと思います。

 

私の話をはじめてきいてもらうのが

かおりさんでよかったです。

 

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セッションでわたしが

泣いてしまうことも

最近は少なくなってきたのですが、

ニュートラルを徹底と!)

 

Mさんのお話には

さすがに涙が出ました。

 

最初にMさんが

ご自身のお話をはじめるときに

ものすごく言いよどんでいたのも、

 

Mさんの物語が

相当にストレンジだからです。

 

悩みとして相談しづらいというか

うまく説明しづらいというか…

 

Mさんがそのつらさを

ずっと誰にも話さずに

抱えてきたのかと思うと、

 

「よく来てくれました」って

何度も何度も言いました。

 

わたしはストレンジな

お話が相当得意だと

思うからです。

 

ポール・オースターのナショナルストーリープロジェクトみたいな)

 

 

人は主観で生きています。

 

三者的な事実とは別に

(第三者的な事実が本当にあるかどうかは置いといて)

 

それぞれに

「インナーストーリー」

というものを作り出して

生きている。

 

同じ出来事でも

立場によって

違うストーリーと

なっていたりする。

 

ご家族とMさんは

そのインナーストーリーの

乖離がすごかったと思うから、

 

思わず「ホラー」

という表現も

使ってしまったほど

なのですが、

 

セッションでいつも

自然と行われるのが

 

その方のインナーストーリーを

まず共有するということと、

 

そのストーリーを

一人称から

三人称に書き換えて

お話するようなこと。

 

 

自分以外の思いを

自分のものとして

生きていたり、

 

意識が過去のどこかに

強く残ってしまって

いるような場合、

 

問題を切り分けて、

 

現在のポイントに

フォーカスを集める

ようにしたいから、

 

それをご自身が

よく理解できるように

 

その物語を借りて

解説すると

ご本人にとって

わかりやすいからです。

 

三者的な事実が

本当はどうだったのかは

あまり重要じゃない。

 

あくまでわかりやすい

ツールとして

その物語を借ります。

 

 

古典落語

粗忽長屋」という

ものがあるのですが、

 

熊五郎八五郎という

登場人物があって、

 

それぞれに

大変に粗忽。

 

観音様にお参りにいった

八五郎が人だかりを見つけて

見に行ってみると、

 

行き倒れた死体が。

 

よく見るとそれは熊五郎で、

 

そそっかしい熊のことだから

自分が死んだことも気づかず

長屋で寝てるにちがいないと

 

熊五郎の長屋に

駆け込んで

 

死んでるのに

のうのうと寝てるなんてと

熊五郎をたたき起こして、

 

ふたりで

観音様まで戻って、

 

熊五郎は自分の

死体を抱き起こす。

 

「この死んでる俺は確かに俺だが、

抱いている俺はいったい誰だろう」

 

というのがサゲ、

という噺なのですが、

 

(めっちゃシュールで特に好きな古典落語です)

 

立川談志

この粗忽長屋

という落語を

「主観長屋」

と呼びました。

 

確かに

八五郎の主観がひどすぎる(笑)

 

この噺は

「そそっかしい熊のことだから

死んだことも気づかず

長屋で寝てるにちがいない!」

 

という八五郎の思い込みの

インナーストーリーとも言える。

 

あり得ない思い込みも

本人が深く確信して

しまうと現象化する。

 

八五郎ほどやばくはないにしても、

 

人はそれぞれに

盛りに盛った

インナーストーリーを

生きてるのだろうし、

 

(わたしにも大いに心当たりがあります…)

 

実はストーリーは自分好みに

展開してもいる。

 

たとえば同じ失敗を繰り返すのは

自分がそれを予測していることが

引き寄せていたり、

 

失敗からくる自己憐憫

中毒していたりもする。

(自分を憐憫するとき快楽物質が出てるらしいですよ…)

 

ストーリーの三人称化は

そのパターンを解除する

助けとなると感じています。

 

 

 

落語の話に脱線しすぎましたが、

 

Mさんはご自身の判断でどんどん

すばらしい流れをつかんでいますので、

 

そのまま自分が自由になればなるほど、

そして、

おなかからよろこびを感じれば感じるほど、

 

今までの家族への複雑な感情も

どんどん整理できるし、

 

遠くから感謝だって

送ることができます。

 

 

本当に相手のためとなるのは

自己犠牲ではなく、

ちゃんと自分を生きること。

 

それがとってもわかりづらい中、

現在のポイントまで

自分をレスキューした

Mさんの勇敢さに

本当に本当に感動しましたし、

 

それがあたりまえではない

ものすごく誇らしいことだということ、

Mさんにもう一度伝えたいです。

 

 

わたしの主観が見たのは

ツヤツヤでピカピカのMさんです。

 

毎日の暮らしをのびのび

楽しんでくださいねー!

 

 

 

http://healingroom3.com

 

 

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5・29歩いて行ける宇宙船の打ち合わせでサイドバーン。

 

手前でサイドバーン虫明さんと可能姉妹長女のあけみさんが、

奥では岡田くんと次女の小夜加さんが、

それぞれに共同作業の姿に思わず目を細めましたよ。

 

望月小夜加さんのインスタレーションのテスト設置もあったので、先駈けて体験することができたのですが、想像以上にすばらしかったです!

 

あけみさんの茶箱劇場もよりミニマルにそぎ落とされていっているようすに感動。

 

ご参加のみなさまはどうぞどうぞお楽しみに!

 

 

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神妙な表情で何かの儀式っぽい(笑)