Healing room 3

日記、および公開ラブレター!

ネオスピリチュアルの冒険

からだに勝るメディアなし!

と感じましたのは

 

昨年セッションを通して

知り合うことができた

あけみさんがご出演の

『宝島』という舞台を

観てのことです。

 

“大人も子どもも楽しめる寺山修司

 

とありましたが、

脚本は寺山修司

 

アングラのイメージのみ

だった寺山修司

子ども向けの作品が

複数あるということに

まず驚きます。

 

客席には子どもがいっぱい。

 

エンディングに

わたしは感動で

大泣きすることに

なるのですが、

 

演劇って、

 

映像で

野田秀樹作品とか

大人計画とか

観たりすることは

あっても、

 

「誰かが好むもの」

という感じで、

 

自分はそれ以上深めて

知りたいという思いに

なることはなかったのですが、

(NODA・MAP足跡姫の宮沢りえちゃんには感動しましたが!)

 

ネオアングラと銘打った

この『宝島』は、

 

そんな演劇にうといわたしでも

(もちろん子どもでも!)

心から楽しめる作品で、

 

ワクワクが途切れない

演出の素晴らしさと、

 

なにより

出演者のひたむきさに

本当に本当に感動して

夢中で観せてもらいました。

 

出演者はすべて女性。

 

たくさん参加していた

若い出演者の

なんとも言えない

まっすぐな雰囲気が

かわいくて

たまらなかったし、

 

それを支える

ベテランの出演者の

包容力もすてきで、

 

演劇の集団のことを

「カンパニー」って

呼ぶのをなるほどって思う。

 

(カンパニーの語源って

「共に食事する人々」らしいスよ)

 

あけみさんが

その個性にぴったりの

はまり役でご出演されて

いたことには終始感動で、

 

その舞台にご自身を

立たせているのは

他ならぬあけみさん

だと思いますから、

 

親せきのおばちゃん目線で

胸がいっぱいでしたし、

 

舞台全体を通して

なんとも言えない

重要な味わいを

担っていた

あけみさんは

 

女優さんとして

ただただすばらしく、

 

こんなこと書くのは

野暮なのは

承知なのですが、

 

あけみさん

まだ小さいお子さんがいるから、

 

自分やお子さんの

3食分のごはんを作ってから、

「どれがいつ食べるものなの?!」

みたいな混乱の中

稽古に出かけていた

みたいですし、

 

稽古が終わったあとも

仲間と食事して一息みたいな

余裕もないまま一目散に

帰ったりしてたのかな

とか想像しますし、

 

あけみさんを応援する

旦那さんとお子さんの

ようすも聞いていたので、

 

実はエンディング

だけでなく、

 

初っぱなから

わたしは泣いて

観てたわけですが、

 

でも、

そんなわたしの

個人的な思いなど

ぶっ飛ばすような

すんばらしい舞台に

 

ただただ楽しんで

鑑賞したというのが

事実。

 

アイディアに溢れまくった

演出には発見がいっぱいで、

 

板が

 

布が

 

イマジネーションによって

なんにだって姿を

変えるのだってことに

ワクワクしましたし、

 

あけみさんが

以前お話してくれた、

想像力次第で

日常は非日常にスライド

できるっていうお話とも

リンクしてると感じます。

 

もうなにもかも

楽しい舞台だったのだけど、

 

ダンサーの女の子たちが

それはすばらしかった!

かわいかった!

 

全身の隅々まで

使っての表現は

肉体の生としての

最上のよろこび

だろうなって感じる。

 

歌と楽器の生演奏、ダンス、

客席を巻き込んだ、

無条件に楽しい演出。

 

ネオアングラに納得。

 

そして、 

 

表情を

声を

肉体の全部を使って

 

表現する舞台上の

みなさんを観て、

 

返す返すも

思いましたのは、

 

冒頭に書いた、

からだに勝る

メディアはない

ということ。

 

それは舞台上で

ライトを浴びた

特別な人にだけ

当てはまることではなく、

 

この日常も

同じなのだと思う。

 

自分のからだへの

モチベーションの低さを

ダサいと感じる。

 

からだに感謝したくもなった。

 

 

「宝を探すことが宝物」

 

「あなたも自分の周りで

宝物を探してみてくださいね」

 

って舞台での物語は

終わるのですが、

 

 

自分の宝物は

自分の毎日にある。

 

ほんとにそう思う。

 

日常はつまんなくない。

 

つまんなかったら、

自分の物語なのに

誰か別の人か、

 

社会通念みたいな

顔のないなにかが

 

自分の人生の主人公に

とって変わってるって

ことなのだと思う。

 

本当に生きたい自分を

生きられないのは

自分が許可していないから

というだけだったりもする。

 

(バリバリわたしの問題としても書いています)

 

自分の軸が自分に

戻ってきたら、

 

自分にとっての

宝物がなんなのかが

わかるんだと思う。

 

あと、

もうひとつ思ったのは

 

物語って時にスジが

通らなくていいのだと思う。

 

自分ってこういうキャラだったし…

っていうのいきなり

手放していいというか。

 

宮下今日子さん演じる海賊のジャック・シルバーが最後に一本足の設定を華麗に放棄していたのが印象的で。パラレルワールド的にそういうことってあるよねとも思うから)

 

ネオアングラ。

 

最近お気に入りのバンドchai

容姿のコンプレックスをすべてポジティブに変換する

 

ネオかわいい。

 

などに続いて、 

わたくしが目指すところは

 

ネオスピリチュアルか???

 

プリミ恥部さんのように

舌を出しながら

セッションする日も近い?

  

 

http://healingroom3.com

  

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終演直後のあけみさんと。衣装、かわいいでしょう!

わたしが変な顔してるのは、直前まで泣いてたから。無闇にあけみさんに近いのは、好きだから。

 

この日舞台は千秋楽。本当に本当にお疲れさまでした!

はっ!お喜びさまでした!

貴重な機会を本当にありがとう!

ゆっくり呼吸を整えてからで大丈夫なので、作戦会議よろしくお願いします!

 

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最後に舞台の上から宝物の袋が降りてきて、そこに入っている宝物を出演者総出で客席に配ってくれた!

これめっちゃうれしかったの…。大人ももらえて(笑)

しかも、子どもたちへの舞台ということもあって、10年後の公演の招待状にもなっている!

めちゃめちゃ粋!!!

 

客席の隅々まで大切にしてくれていると感じられるような舞台でした。

 

このイラストの鳥、この体格にして、この羽の大きさでは決して飛べない気がするのに飛んでいる点である意味ネオスピリチュアル。(2足歩行できそうな足も含め)

 

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東京芸術劇場ってはじめて行きました。

池袋で舞台といいますと、わたしにとっては池袋演芸場…。都内に4件ある寄席のひとつです(いちばん小っちゃい)。

『宝島』の前日に地元のホールに観に行った、一之輔師匠の会の話も熱すぎるので、日を改めてぜひ書かせてください。落語のブログじゃないので、誰も待ってる人はいないと思いますが(笑)